10月に一般事務として入社した会社でちょとしたいきさつがあり、
広告バナー制作やデザイン・WEBまわりのサポートをしていました。

年末にレポートを共有してくださり
自分の作った広告バナーから、コンバージョン(成果の獲得)がしっかりと出ていたことにびっくり。

会社の経営者さんは「まだ出したばっかりだからコンバージョン(数)が少ないけど」と言っていましたが、
コンバージョン率(CVR)を見るとどれもめちゃくちゃ良い数字でした…!!
1クリックしかなかったけれどコンバージョンが出ていた(CVR100%!)バナーもあったり。

だけど、
わたしはこの会社を辞めました

「あとちょっと頑張れば」で退職をする理由

「あともうちょっと頑張れば」という声が聞こえてきそうですが
実はその通りで

  • 1社目の病院では勤勉な社員としてボーナスを増額してもらえたりと評価していただけたころ
  • 2社目では給料上げると告げられ、実際その期間に入った2日後
  • そのあと入ったアルバイト先では初めてインセンティブを獲得した直後
  • そのあと入ったWEB制作会社では正社員登用の打診をいただいていたタイミング
  • そのあと入ったパート先でも正社員登用の打診をいただいたタイミング ←今ここ

わたしは共通して
「もうちょっとで待遇が上がる」タイミングで退職しています。

さらに、現在の会社では
新規事業のデザインやWEBマーケティングもお願いされており
うまくいけばそれらが自分の実績にもなったかもしれない状況でした。

頑張っていても、社内で慕われていても
ポジションがなければ社外には伝わりにくい

言うまでもなく、待遇も給与も上がるに越したことはありませんし。
社歴が長いことにも越したことはありません。
(個人的にはそう思いませんが、採用評価的な目線では)

いくら社内でいい働きをしていたとしても、外から見れば
役職がついているのといないのでは
社内で一定のお墨付き(評価)を得た人か否か」という面で、見る目も大きく変わります。

そのお墨付きをもらう直前に辞めれば
せっかく積み上げたものも「一定の実績を築く前に辞めた人」というマイナス評価でかき消されてしまっても仕方ありません。

評価が反映されるまでは、貸しを作っている期間

ところで、実績やスキルが担保されていない人間に最初から高給や役職を与える会社はありませんから
ある一定期間は、働きを見てスキルや人間性を評価をするためのタイムラグが必ず発生します。

言い換えると、
実際の実力と待遇に乖離がある期間があるのは避けて通れず、
かといってわざわざスキルを出し惜しみしていては一向に評価されないため
この間って会社に「貸しを作っている」状態でもあります。

もちろん、入社当初は教育研修だったりデスクやPCなどの備品だったり
なにより、無名の個人がポテンシャルを発揮できる環境を用意してくれているという
会社側が「貸しを作っている」要素のほうがはるかに大きいです。

ですが、「この人以上の働きはしているはずなのに
同じ(または低い)待遇だなんていやだな…」
と思うことって、あるのではないでしょうか。

わたしはこの塩梅をシビアに見ていて
あまりに会社への還元度合いとフィードバックが見合わなかったり
評価のスパンが遅い会社や評価体制がルーズな会社は早々に見切っています。

たとえば大企業のように日常的に上長の視界に自分が全く入らないような環境であれば
評価されるのは数年後だったり、下手すると評価する気なんてさらさらなく
年齢で一律評価する年功序列の企業も現実問題まだまだ少なくないと感じています。

個人的にはそういう会社って「会社に所属してみんなと同じ働きをして安心したい」という人が集まり、
顧客も「クオリティの是非はともかく、とにかく安く」を求めるせこいお客さんに集約されていくんだろうなと思っています。
それが良い悪いではなく、大切にしている価値観が似た人同士で集落が形成されるんだろうなぁと。

タイムラグの間の貸し倒れ

ではどうしてわたしが「勿体ない」タイミングで去ってきたかというと

そのタイミングで同時に自分の許容限界に達したという
いわば「貸し倒れ」でもあり
自分のキャパの狭さを明かすことに他ならないのですが

社員になるつもりは別になく、そこそこでいいのだけれど
怒られるのが嫌で、つい自分の持つ限界まで頑張ってしまう。

同時に、「借りを作っている」という自覚なく
いつまでもそのスキルを永続的に提供してくれるものだという
社員のポテンシャルに対して、会社側の甘えを感じたからです。

「どうして正社員登用という形で評価してくれているのに会社側の甘えなのか?
実力も大したことないくせに会社に多くを求めすぎではないのか!」
というお叱りが飛んできそうですが…

正社員登用というのはあくまで雇用者への感謝とか報酬とかいう性質よりも
「ずっとそこに居てもらって使い放題したい」という、会社側の要望的な意味づけが強いと
実際に正社員登用していただいた経験からも感じています。

むしろ望んでいない

むしろ、パートタイムを望んでいる人にとって、正社員登用は
ライフスタイルを変えてまで自社に来て働いてほしいという
ネガティブな提案でしかありません。

(さほど待遇が上がるわけではないのに)
もっと居てくれ、もっと仕事してくれと言わんばかりに拘束時間が増え、
自分の望むライフスタイルを崩して、望まない働き方へのシフトを迫られているようで、
それは罰のようでしかない。

まだ一般的には「正社員雇用=安心、非正規やバイト=かわいそう」という認識が強く
「主婦でもないのにパートを希望している」というスタイルはあまり理解されていないなと感じます。

断ったところで実質社員並みの仕事をしていることも

正社員登用はあれこれ言っていないでお断りすれば良いだけの話なのですが
事実、そのお話をいただいている時点で
既に会社としては社員になってくれるもののような認識だったりして、
アルバイトとしての責務や業務量を越えたことを空気的に任されており
正社員登用を断ったところで実質任されている仕事や認識は正社員並み
という状況だったりすることが多い、というか私の場合は全部こんなパターンでした。

これは自分の断る力のなさが原因なんですけれどね…

期待されない職場が一番長続きしている

逆に、数年続いているアルバイト先もあって
それは、成果もなにもない単純作業の飲食店だったりします。

長くいるのでそれなりに頼っていただいたりすることもありますが
別にそのお店の中で、自分が秀でた業績を貢献しているわけではないし、
むしろ接客業は嫌いなので、こんなに長続きしているのが不思議なくらい。
そんな自分を置いていただいていることには感謝しかありません。

特別な成果を期待されるわけではなく、代わりに大きな昇給昇格もなく
のびのび働きながらかわいがっていただいています。

自分というリソースの投資

株やFXなどの投資や資産運用をされた方であれば
この感覚に共感していただけるかもしれませんが

結局、仕事であっても所詮
自分という人的資産(リソース)の投資なんだなぁということを感じます。

どこに身を置けば将来的に自分の価値を上げられるか。
また、自分の持っているものを高く買ってくれるマーケットを選定する。

どんな場所でも伸びる人は伸びる、というのは半分本当で半分嘘と思っていて
やっぱり、合わない場所に身を置けば腐るし
身を置く場所一つで、自分の絶対的な価値も相対価値もまるで変わります。

自分の器を大きくして許容を増やす

最後に、
「評価のタイムラグの間に自分の限界が来たキャパの狭さ」について触れましたが
これは、自分のスキルや経験の少なさが一つの原因でもあるのかなと思っています。

手持ちが大きければ、少しの損失は気にならなくなる

中学時代の教科担任の先生がしてくれた話の中で今でも印象に残っているお話に
「大きなチーズを持つ」というお話をしてくれたことがありました。

あなたがもし小さいチーズしか持っていなければ、
少し盗み食いされただけでも猛烈に腹が立って許せないだろう。
だけど、この教室いっぱいくらいの巨大なチーズを持っていたとすれば、
一口二口食べられたところで、大して腹が立たないんじゃないだろうか。

当時はチーズを心の器に例えた、「広い心を持とう」という趣旨のお話でしたが
キャリアであっても同じ。

ちょっと損失を被ったところで「盗られた!」と感じるのは、
自分のキャパ(仕事のスキルレベルや引き出しの幅)が小さいということに他ならないことだよなぁと反省。

綺麗ごとは嫌いですが、
やっぱり最初は多少損失を被ってでも先出して価値提供しないことには、自分の真価を理解してもらうことはできませんから
スキルアップをして手持ちのカードを強化しなきゃなぁ、
それから、初見の相手にも伝わるようにもっとうまく自分を売り込んでいきたいなぁと痛感する一件でもありました。

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